コロナ禍も落ち着きを見せてきた今春。久しぶりに大阪は中之島フェスティバルタワーウェストにある「コンラッド大阪」に宿泊する。「Your Address in the Sky 雲をつきぬけて」がコンセプトだ。40階のロビーフロアに到着すると、いきなり目の前に広がる大阪の景色。

コンラッド大阪

38階アトリウムから吹き抜けになっていて、この日は特に天気も良かったので圧巻さもひとしお。フロントに向かう途中には、京都の彫刻家・名和晃平氏による風神雷神像モチーフ「Fu / Rai」が出迎えてくれる。マイクロビーズの球体が高さ約5mでふわふわと印象的だ。まさに雲の上とい言った感じか。館内各所に見えるアートは17人の作家による総数389点にも及ぶ。

コンラッド大阪

海外旅行客がチェックインカウンターに列をなしており、コロナが終わったと錯覚する。フロア奥にある「40 スカイバー&ラウンジ」には、昼間は太陽の光をあびてキラキラ虹のインスタレーションが揺れる。松尾高弘氏作の「AURA」だ。

コンラッド大阪 40 スカイバー&ラウンジ

3万ものエレメントから構成され、ダイヤモンドダストなど大気の輝きを表現している。反射する光で時間によって変化し、夜もまた思わず見入ってしまう。ちなみにここの名物カクテルはマティーニベースの「タコヤキ・イン・ザ・スカイ」。さすが大阪と言った風情である。
チェックインのため39階「エグゼクティブラウンジ」に入る。ここでも外国語が飛び交っており、いよいよコロナ前の様相だ。

コンラッド大阪 エグゼクティブラウンジ

地上200メートルにあるラウンジでは11時からソフトドリンク、15時からはアフタヌーンティーでスイーツや軽食などが並び、18時からのイブニングカクテルになるとアルコールも出てガッツリ食事系が並び、一日中何かは頂ける環境になっている。窓側の席に座り遠くに臨む淀川や生駒山、眼下に広がる大阪の街並みを眺める。まるで夏のように空も晴れ渡り心地よい。

アトモスダイニング コンラッド大阪

ちなみに朝食はこのラウンジではなく、40階にあるオールデイダイニング「アトモスダイニング(atmos dining)」になる。ここでは水紋をモチーフにした西川慎氏の作品、吹きガラスに金箔の「水紋」を見る事ができる。オープンキッチンのビュッフェスタイルで、ブレッドやホットディッシュ、フルーツやデザートまで50種類以上のメニューが頂ける。

AERIA in 40sky チョコレート 純米吟醸 門 コンラッド大阪

チェックイン後、宿泊する37階「キングエグゼクティブコーナースイート」に入る。テーブルには、ウェルカムアメニティのフルーツやチョコレート、「コンラッド大阪オリジナル日本酒」なども置いてある。ベッドには「コンラッドベア」とゴールド鍵入りの「コンラッドダック」。ちなみに「コンラッド東京」のは白いアヒルだ。

コンラッドベア コンラッドダッグ

今年開業6周年を迎える「コンラッド大阪」。6月はグリーンカラーで6周年チャーム付きコンラッド・ベアを販売する。6月9日開業日当日限定でブルーのコンラッド・ベアのプレゼントもあったようだ。6月中は「AERIA in 40sky 」でチョコレートボックスとアニバーサリーコンラッド・ベア、そしてコンラッド大阪オリジナルエアアロマ「Serenity」とコンラッド・ベア2体(6周年べア+ブルーベア)のセットを販売するそうだ。

コンラッド大阪

さて、ディナーに行くため1階に降りる。エレベーターホールの天井には、松尾高弘氏作の「Prism Chandelier」が煌めく。立体的な幾何学折りのプリズムエレメントは“輝く光の集合体”をイメージしたもの。重厚感ある虹色の光が頭上になかなかのインパクトだ。

コンラッド大阪

通路を超えてお向い「中之島フェスティバルタワー」に入ると、フェスティバルホールから一気に人が溢れてくる。それを横目にガラス張りのエレベーターへ、一旦13階スカイロビーで乗り換えて更に最上37階まで上がっていく。あのお馴染みのレストランだ。続く・・