京都東山にある「智積院(Chishakuin Temple)」は真言宗智山派総本山。少し前の話になるが、ルイ・ヴィトン顧客のシークレットイベントの為にやって来た。クロコダイルをメインにした「エキゾチックレザー展」だ。大師堂への参道にはLVロゴの提灯や灯篭が並び、何とも言えない風情である(2018年に京都で行われたクルーズコレクション時にも使われていた)。

こちらは美しく奥まで続く、中国の盧山を形どった利休好みの庭園が有名だ。正面右の石橋向こうは祥雲禅寺時代のもの。自然石や大木が山のような奥行を見せる。静々と眺めているところに、空からひらりと舞い降りたのは白く輝く大きな鷺。

見れたら幸運だと噂に聞く珍しい鷺だ。周りの人たちが皆一斉に息をのむ。「ここ数日いましたが初めて見ました」と私の幸運に驚いてくれる。
奥の宸殿にいる間もずっと目の前に佇み、しばらく羽根を広げたり石を渡ったり・・最後は目上の屋根のひさしに上がって山の方に飛んで行った。

快晴と心地よい風の中スタッフの皆さんと楽しく会話しながら、ぞろぞろ智積院の内を回っていく。大書院手前には枯山水があるのだが、なんとイベントのためにハート形に作られていて可愛い。思わずスマホを構えた(笑)

そして突如、目の前に和菓子職人さんが登場して驚く。祇園四条にある和菓子店「鍵善良房」が特設してあるではないか。美しい手さばきで上生菓子を作っていく・・やはり和菓子は京都に敵うものはなかろう。

いよいよ大書院に入る。そこでは日本の美の中で繰り広げたられる絢爛豪華な世界が広がっていた。カラフルなエキゾチックレザーのバッグ達が、宙に浮かぶオブジェの様に展示され、その背後には「利休好みの庭園」が見えるという演出だ。

智積院と言えば襖絵。国宝 長谷川等伯 「楓図」や息子久蔵「桜図」など、長谷川等伯一門による金碧障壁画のレプリカが煌めき華やかに並び続く。豊臣秀吉から長谷川等伯一門に依頼され総力を挙げて描き上げたものなのだ。奥の部屋には希少なメンズのバッグ達も。さすがのルイヴィトン、何とも圧巻の景色であった。

展示会場をぐるっと回り奥の部屋に通される。和室にも馴染むルイ・ヴィトン「オブジェ・ノマド コレクション (Louis Vuitton Objets Nomades Collection)」。先程の会場もバッグの展示と共に各所にレザーを使用した照明やブロッサム・スツールも置かれていた。

以前イベントでサヴォアフェール(匠の技)を拝見して見入ったものだ。色々と選んだ商品を部屋に運んでもらう。先程作って頂いた「鍵善良房」上生菓子とシャンパンを頂きつつプロ(ワニ担)の説明に耳を傾ける。いつものとは桁が違う商品ばかりだ。日本伝統の染め方を取り入れた独自の方法だとの事。これは金の斧 or 銀の斧?といった風情。

その他メンズ製品は人気で受注品薄と。全国から集まる顧客向けシークレットイベントと言っても、会場にはLVを着ていない人や、何も買わずに帰る人もいるようであった(笑)
ルイ・ヴィトンと智積院の融合、わざわざ京都までこの為に来た甲斐があった。さすがは世界一の「LOUIS VUITTON」とても素晴らしい景色だった。
Chishakuin Temple
964 Higashikawarachō Higashiyama Ward, Kyoto City, 605-0951 Kyoto

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