Great restaurant with a fusion of Japanese and Italian cuisine.

博多の中心部からハイヤーで1時間ほど。段々と陽も落ちてきた夕刻、まさかこんなに山奥とは思っていなくて周りをキョロキョロ・・ナビでは近くまで来たようだが小道をどこから入るかドライバーさんも迷う。
電話確認しながら通りを横道に入り小橋を渡る、やっと到着した川沿いの小高い山際。お~~真新しい建物が見えてきた!ここは福岡県南部の那珂川市、背振山のふもと。

伊料理 𠮷越 那珂川 アルファード

駐車場で白いコックコート姿の吉越謙二郎シェフが手を振って出迎えてくれる。何とも美しい緑あふれる景色だ。木々の香り漂う中にうっすらと聞こえてくる川のせせらぎ、空気も澄んでいる。自然豊かな山間に新木造建築が清々しく映える。
綺麗に整えられた石畳の階段を上っていく。建物の正面は格子が美しく、右側には入口があり、窓にはショーケースが見える。

伊料理 𠮷越 那珂川 イタリア料理 吉越

そこは先んじて4月開業したシェフの奥様(パティシエ)のイタリア菓子ショップ「パスティッチェリア チーノ(Pasticceria CINO)」だ。そして建物左側に回り込んで川沿いに歩いていくと、まるで日本庭園のような白い玉砂利が引き詰められたアプローチ。
見えてきたのはまるで料亭かの様な美しき店舗。開業日らしくお祝いの花が並ぶ中、ひらりと真新しい白い暖簾が風になびいている。

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ひらまつグループイタリア料理部門を統括していた彼が、何故あえてこの地に終の棲家というべき店を建てたのか。それはパティシエでもある吉越シェフの奥様(pasticceria CINO)が福岡市出身である事。そして彼が料理長として長く在籍した「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 仙石原」にも似たリゾート的雰囲気であり、新鮮で豊かな食材に恵まれている事。

伊料理 𠮷越 イタリア 吉越謙二郎

美しい緑あふれる自然豊かな広大な土地に一目ぼれして購入。「米田建築工房」米田竜治氏と共にこだわりの店舗を作り上げたというわけだ。さぁいよいよ建物の中に入らせて頂く。
真新しい玄関には、イタリア人画家サンドロ・ボッティチェッリが1482年頃に描いた「プリマヴェーラ(Primavera)」が飾っている。私もボッティチェッリが好きでフィレンツェのウフィツィ美術館まで観に行ったことを思い出す。続く

伊料理 𠮷越 イタリア料理 吉越

Italian Cuisine Yoshikoshi
615 Ichinose Nakagawa-si, Fukuoka-ken 811-1233
Japan