妻と食事に出る際に「ちょっと見て行きたいの」は危険である。ルイ・ヴィトンはちょっと見るだけでは済まない・・新作が出たばかりなのはLV担当さんからの連絡で周知しているはす。
毎年この時期に出る夏リゾート用のコレクション「LV バイ･ザ･プール」。ビーチに似合うカジュアルさが可愛く、比較的値段も下がるため若い子にも手が出しやすいだろう。

ポルトガル建築と言えば青が美しいアズレージョ（Azulejo）、釉薬で装飾された焼物のタイルだ。駅やレストランの床、教会の壁など至る所に見かける。そんな伝統的なタイルにインスパイアされた今回のコレクションは、「サンタ・ルジア展望台（Miradouro de Santa Luzia）」や「アルマス聖堂（Chapel of Souls）」を髣髴とさせるエキゾチックさもある。

スピーディなどのバッグには、柔らかな水彩画風のLV シグネチャーとモノグラム·フラワーが描かれている。ハンドルやハンドルマウントなどにも、タイルから着想を得たモノグラム･フラワー パターンがあしらわれている。リゾートなドレスやカーディガン、水着やビーチタオル、バケットハットやスカーフなど、小物類も豊富に揃ってどれも夏らしく軽やかだ。

選ぶのにしばらく時間がかかりそうなので、私はメンズエリアで新作を拝見することにしよう。そうだ、6月20日はファレル・ウィリアムス（Pharrell Williams）がルイ・ヴィトンのメンズ クリエイティブ・ディレクターとしてデビューする、「2024年メンズ春夏コレクション」が楽しみだ。