サロン 2008 アソートセット の Salon Blanc de Blancs 2006/2007

シャンパーニュ「サロン(SALON LE MESNIL Blanc de Blancs)」から、2019年9月全世界同時出荷になった「Salon サロン 2008 アソートセット(Caisse Oenotheque Salon 2008)」。届いて以来ずっと我が家のセラー室で静かに眠ってきた。
Sマークの焼き印が入った豪華な木箱。お馴染みサロンカラー(グリーン)の蓋を開けると中には「2008年のマグナム(1500ml))」1本、「 2007年」「2006年」「2004年」(750ml)が 各2本ずつ入っている。

Salon Blanc de Blancs サロン 2008 アソートセット Caisse Oenotheque Salon 2008

「サロン 2008」は葡萄の収穫量が最も少なかったため、マグナムによる瓶内熟成だけに限定され、生産はわずか8000本。加えて1982年・1966年・1928年という伝説のヴィンテージに匹敵する最高の当たり年だったという事で、2008年は歴史に残る特別なヴィンテージとなった。
ちなみに2009年・2010年・2011年はレベルに値しないと判断され、3ヴィンテージのサロンはない。

Salon Blanc de Blancs サロン 2007 シャンパン

そのため更に貴重さを増した2008年ヴィンテージは、販売も通常とは異なり史上初のサロン特製エノテークケースとして、全世界共通でこの7本セットのみが生産されたというわけだ。
「サロン 2007」は少し前に開けたので、昨夜は「サロン 2006」を開けてみた。美しいゴールドの中に勢いよく立ち上がる泡は、いつもながら宝石の様に美しい。

Salon Blanc de Blancs サロン 2006 シャンパン

優しい白い花の蜜、マーマレード、柑橘系皮のコンフィチュール、時間とともにオイリーな口当たりから黄桃のニュアンスも少し顔を出す。控えめながら存在感のある気品ある香り。ミネラルがまだ全体を覆っているがほどけつつあり、流れ出る甘さと旨味が良い塩梅だ。私はもう少し熟成させたかったが、妻は十分に美味しいと満足してくれた。