アマンリゾーツによる都市型ホテル「アマン東京(Aman Tokyo)」は大手町タワー最上階部33~38階にある。「ガーデンレセプション」でチェックインを済ませ、奥の宿泊者専用エレベーターへ。ファブリックに覆われた鍵はエレベーター内でもかざすタイプ。全84室、いつもの「コーナースイート(121m2)」へ入り、妻と休日のんびりホテルライフを楽しもう。

入ると広い石床の玄関、靴を脱いでスリッパを履く。ハリギリ・クリ・楠などを多用したシンプルで無駄のない和モダンなインテリアだ。玄関入って左側にクローゼット、キングベッドに向かう壁には大型テレビ、ベッド横にデスク(ミニバーも)。窓際のカフェテーブルセットにはウェルカムの「季節のフルーツ」が置かれている。
奥には部屋に沿うような細横長の温泉風「バスルーム」。花崗岩や玄武岩が使われていて床暖房、障子風の引き戸で寝室と仕切られている。

雪見障子にもなっており、樹齢350年の檜で作られた湯桶、洗い桶、風呂椅子も温泉風情だ。更に檜の香がする薬湯や石鹸などバスアメニティも揃い、ふわふわの今治タオルや「PLOHバスローブ」もお馴染みだ。
さぁそして玄関挟んで反対側には、広々なリビング・ダイニングが広がる。玄関側にはグラス類やネスプレッソが収納された、マイクロウエイブもあるパントリー。バーカウンターにはお馴染みのウェルカムスイーツ「おかき(浮千鳥)」「愛媛県ひなのや ポンポン菓子」「山田屋まんじゅう」が置いてある。カウンター下にはミニバーとワインセラーがある。

角部屋なので窓も大きく開放感があり、眼下には丸の内オフィス街と東京スカイツリーまで見渡せる。奥のリビングにはソファセットと大画面TV。玄関側に向かうとゲスト用トイレと書斎があり、リモートワークにも便利だろう。
ちなみに「アマン東京」はルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)関係者の御用達でもある。コロナ前はニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)や故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)など来日の度に宿泊していた。彼らに人気はやはり33・34階と吹き抜けになっている「ブラックプール」だ。

全長30mの黒いプールは天井までガラス張りになっていて開放感がある。早朝など人がいない時間なら禅なる空間といったところか。
宿泊した翌朝は、静かな空間で頂くホテル自慢の朝食がお楽しみだ(レストランアルヴァ や ザ・カフェ by アマンでも食せる)。私は「アメリカンブレックファスト」。神奈川県相模原産のこだわりの有精卵で作る「スモークサーモンとスクランブルエッグ」をチョイスする。もちろん朝シャンパンも必須である。

焼きたてのトースト、そしてさくさく香ばしいクロワッサンはフランス産AOCパムプリー発酵バターを使っている。ヨーグルトやフレッシュフルーツジュースも濃厚でいつもながら美味しい。
一方妻は、注文後に釜で炊き上げる長野県木島平産コシヒカリの「和朝食」を選ぶ。「出汁巻き卵と大根卸し」や「季節の焼魚」もヘルシーな味わい。東京ならではの休日ホテルライフを久しぶりに楽しむことができた。
Aman Tokyo
The Otemachi Tower
1-5-6 Otemachi Chiyoda-ku
100-0004 Tokyo Japan

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