大阪市・梅田にあるホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪(The Ritz-Carlton Osaka)」は、パリ「オテル・リッツ (Hotel Ritz)」を始めとする世界の名ホテルを作ったセザール・リッツの哲学を受け継ぐ「リッツ・カールトン」日本第一号として1997年に開業。
もう26年になるのか。最近は大阪では「コンラッド大阪(Conrad Osaka)」や「セントレジス大阪(Regis Osaka)」ばかりに宿泊していたので、こちらに来るのは久しぶりだ。

年季を感じる車付けにはロールスロイスやベントレーなど豪華な車が並び(バレーパーキング)、猛暑の中ネクタイ姿でスタッフたちが丁寧に案内している。扉を開けると「ザ・リッツ・カールトン大阪」オリジナルフレグランスの「ミスティーク」がふんわり香る。フラワーアレンジメントも華やかだ。
イギリス伝統のジョージアンスタイルの館内は、豪華なチェコ製シャンデリアやアンティーク調度品、イタリア産ピンク大理石にはペルシャ絨毯、マホガニー壁などクラシカルで印象的なロビーフロアが広がる。暖炉横のキャビネットにはウェッジウッドのアンティーク「インディアンツリー」が並ぶ。パブリックスペースには18・19世紀ヨーロッパの絵画・美術品が450点以上も飾られており、18世紀の英国貴族の邸宅がコンセプトという。

フロントを飾るドイツの画家ハーマン・コッホ作「突然の来訪者」が最も高額だそうだ。「ザ・ロビーラウンジ」ではピアノのクラシック生演奏、夜にはジャズが流れていて昔ながらの高級ホテルといった風情。紫の大きな薔薇のアレンジメントが何とも豪華で思わず写真を撮る。
5階レストランフロアは噴水のある中庭や日本庭園も見え、「ミシュランガイド京都・大阪」で1つ星を獲得し続けている「フランス料理 ラ・ベ」「天ぷら 花筐」や、「中国料理 香桃」に「イタリア料理 スプレンディード」がある。

私が向かうのはメインダイニングでもあるフレンチ「ラ・ベ(La Baie)」だ。ここには先程ロビーラウンジで見た薔薇のアレンジメントの色違い、赤い大きな薔薇のアレンジメントが鎮座していた。次回はそのレストランの話をしよう。
The Ritz-Carlton Osaka
2-5-25 UMEDA KITA-KU,
OSAKA, JAPAN, 530-0001

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