羽田空港にも今月から約7ｍのクリスマスツリーが登場している。クリスマスツリーにはドイツ・ローテンブルクのクリスマス専門店「ケーテ・ウォルファルト社」のオーナメントが飾られている。第1ターミナルはスイーツがテーマで、クリスマス菓子のオーナメントが飾られてる。第2ターミナルはウィンタースポーツがテーマ。スケートやスノーボードなどのオーナメントだ。と言う訳で好評につき秋の「羽田空港土産」を紹介しよう。今回は国内線ANA第2ターミナルから。

まずは我が家定番となっているフランス・パリ発ショコラトリー「ル・ショコラ・アラン・デュカス（Le Chocolat Alain Ducasse）」。以前も紹介したが、店舗は羽田空港の他に日本橋・六本木ヒルズ・渋谷にもある。日本の商品は全て、パリ工房でカカオ豆から作られたクーベルチュールを使用し、東京工房で製造している。
溶ける心配もなくショコラの美味しい季節になったので、今回はこちらも購入する。羽田空港限定デザインパッケージ「ペピクール」。文字通り小さなハートが9個入っている。

目を惹くブルーのパッケージは長年「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のパッケージデザインを手掛けてきたアーティスティック・ディレクター ピエール・タション（Pierre Tashon）氏によるもの。「空をイメージしたスカイブルーを背景に『ル・ショコラ・アラン・デュカス』のエンブレム的六角形の中に幾何学模様で表現した飛行機を描いた」と言う羽田空港限定物だ。中に並ぶ「ペピクール」は、お馴染み幾何学模様デザインのハート型ショコラ2種。

今回は4産地（マダガスカル／エクアドル／ペルー／サントメ）からなるカカオ75%のショコラ ノワールだ。イタリア産ヘーゼルナッツとアーモンドのプラリネを包んだ「ノワールアーモンド・ヘーゼルナッツ」。そして、マダガスカル産カカオ45%ショコラ オ・レでココナッツのプラリネを包んだ「オ・レ ココナッツ」。間違いないデュカス自慢のフランスらしいショコラだ。

加えていつもの焼き菓子「ガトー・ド・ヴォワヤージュ」10個入り。「サブレ・ショコラ・バニーユ」「クッキー・オ・レザン」「フィナンシェ・ノワゼット」など6種入っている。
もう1つは季節の「フォンダン・ショコラ・ピスターシュ」。カカオ75%ショコラとピスタチオのプラリネを使用。イタリア産ピスタチオとピスタチオのクランブルが散りばめられたフォンダンショコラだ。香ばしいピスタチオと濃厚なショコラが蕩けて絶妙な美味しさ。

さて次は「ブラウンチーズブラザー（BROWN CHEESE BROTHER）」。これは第1・2ターミナル共に販売している。牛乳からチーズを作る過程で大量に出る（約90%）ホエイを廃棄することなく煮詰めてつくったもの。それがブラウンチーズだ。
「同じ牛乳から生まれた兄弟なのに優劣をつけられてしまったチーズとホエイ。日陰の存在のホエイがチーズになる日を夢見て立ち上がり、ホエイにしかなれない『ブラウンチーズ』になりました。」というコンセプトが面白い。「みんなそれぞれ、何にだって価値がある」と言うエールのクッキーサンドという事だ。

バターベースのガレットブルトンヌはサクッとして、中にはキャラメルのようなねっとりのブラウンチーズが挟まれている。ウッシュチーズの様な甘ずっぱい美味しさがクセになる。味は2種類でプレーンとチョコ、私はワインにも合わせている。チョコは、ココアを練り込んでほろ苦さと酸味が大人味。
3種類のパッケージがあり、「プレーン3個入り」「チョコ3個入り」、そして2種類5個ずつ入った「ブラザーボックス」だ。

ついでと言っては何だが、第2ターミナルにも店舗があるのでこれも紹介しておこう、我が家定番カタカナ表記の「Made in ピエール・エルメ」。
ピエール・エルメ（Pierre Hermé）が、日本の素晴らしいものを世界へ発信するブランドを立ちあげて早5年、それを記念して家紋風「新ロゴマーク」をあしらった限定商品を販売している。
日の丸とトリコロールの結びつきと、異なる素材や文化（四角と丸）の結びつきを表現し、エルメ代表スイーツ「マカロン」を上と横の二方向から描いているそうだ。

そんな「Made in ピエール・エルメ」の家紋がドンッと刻印されている「きんつば」。
山芋を使った生地で、煎茶風味のごま餡を包んで蒸しあげている。しっとり柔らかい。家紋入り「期間限定フレーバー マカロンギフト」「ほうじ茶のパウンドケーキ」もあるが、私的にはキューブボックスに入った定番、柔らか食感の黒糖入り「チョコレートクッキー」を買う（笑）
その他にも第2ターミナルには「ピエール・マルコリーニ（PIERRE MARCOLINI）」「ラデュレ（Ladurée）」「N.Y.キャラメルサンド」などもあるので、TPOに応じてお土産を買い分けている。