「ピエール・エルメ・パリ」ザ・リッツ・カールトン京都 のクリスマス Take Out Afternoon Tea

パティスリー界のピカソと言われるフランス人パティシエ「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)」、日本ではすっかりお馴染みだろう。1998年「ホテル ニューオータニ東京(Hotel New Otani Tokyo)」にペストリーブティック世界第一号店がオープンして以来、我が家の定番スイーツだ。
一時期は、バターたっぷりのピエール・エルメのクロワッサンにはまり、2週間「ニューオータニ東京」本館に通って食べていた事もある(笑)

ザ・リッツ・カールトン京都 THE RITZ-CARLTON KYOTO

まだ紅葉が残る二条大橋のほとり。鴨川に沿って細長く延びる「ザ・リッツ・カールトン京都(THE RITZ-CARLTON KYOTO)」は、東山三十六峰を一望できる好立地にある。このホテルには、西日本で唯一「ピエール・エルメ・パリ」パティシエが常駐する。
よってレストランやバー、ルームサービス、ミーティング、ウエディング、バンケットなどで「ピエール・エルメ・パリ」が提供されているから素晴らしい。更にイタリアン「ラ・ロカンダ」ではそんなパティシェがデザートを作っているところを拝見できるオープンキッチンの「ラ ベットリーナ デラ ブティック」まであるのだ。

ザ・リッツ・カールトン京都 THE RITZ-CARLTON KYOTO

ホテル館内は、京町家らしい格子や組子を随所に配置し、それらにライティングやデザインを加え、日本伝統美と現代美の融合を優雅に表現している。源氏物語をコンセプトに、光源氏の邸宅「六条院」や「雅」「もののあわれ」などをモチーフにした80人の作家による作品409点が展示されている。
師走のクリスマス時期なので、ロビーフロアにあるいつもの「一本松の盆栽」もクリスマス仕様になり華やか。吹き抜けを見下ろせば階段を下りた地下1階には大きなクリスマスツリーも煌めいている。ちょうどピアノの生演奏も行われていた。書棚が印象的なギャラリー&ライブラリーの空間が「ザ・ロビーラウンジ」。

ピエール・エルメ・パリ PIERRE HERMÉ PARIS ザ・リッツ・カールトン京都

ここで「ピエール・エルメ・パリ」のデザートを中心としたアフタヌーンティーほか軽食・スイーツなどが頂ける。テーマに沿って毎月メニューが変更され、季節ごとにフレーバーも変えているそうだ。暖かい日なら、流れる滝を見ながらテラス席でシャンパンと共にも楽しいだろう。
と言う訳でこの日は「ピエール・エルメ・パリ ブティック」へ。ロビーに入ってすぐ左手にある(レセプションの手前)。黒い空間に、カラフルなパティスリーやマカロン、ビタミンカラーが浮かび上がっているのですぐわかる。

ピエール・エルメ・パリ PIERRE HERMÉ PARIS ザ・リッツ・カールトン京都

宝石の様な生ケーキ、チョコレート、焼き菓子、キャンディー類、紅茶、ジャム、パンなど、他ブティックと違ったラインナップが揃っている。「ピエール・エルメ」と言えば、バラとライチとフランボワーズのハーモニー「イスパハン」だろう。
ピンクな「イスパハン」はマカロンの他にも、ケーキやジャム、クロワッサンなどもある。この「クロワッサン イスパハン」はパリ2店舗と、青山店とここ「ザ・リッツ・カールトン京都」のみだ。宿泊するたびに朝食で頂くが、ブティックでも購入可能。

ピエール・エルメ・パリ PIERRE HERMÉ PARIS ザ・リッツ・カールトン京都

白く浮かぶショーケースの中には、15種類以上のカラフルなマカロンが壮観。京都限定「ジャルダン ド 京都」が入った「ザ・リッツ・カールトン京都限定マカロンボックス」もお勧めだ。箱には金閣寺や伏見稲荷神社などの京都の名所が描かれている。
そして今回のお目当ては「テイクアウト アフタヌーンティー(PIERRE HERMÉ PARIS Take Out Box Afternoon Tea)」。ザ・リッツ・カールトンを象徴する「メモラブルブルー」のロゴ入りオリジナルボックスに入っている。「ザ・ロビーラウンジ」で提供しているアフタヌーンティーと同じメニューを、自宅や客室など好きな場所で楽しめるから嬉しい。

テイクアウト アフタヌーンティー PIERRE HERMÉ PARIS Take Out Afternoon Tea

紙のオリジナルケーキスタンドに並ぶメニューは、スイーツ4種類・スコーン2種類・日替わりのマカロン1種類、そして ホテルのレストランシェフがスイーツに合うように考案した季節のセイボリー4種類。どれも小ぶりで可愛い。
まずはスコーンで「スコーン ナチュール」「スコーン アンフィニマン ヴァニーユ」。本日のマカロンは「アンフィニマン ピスターシュ」。そしてケーキは「キャレマン ショコラ」「イスパハン」「モンブラン ア マ ファソン」「チーズケーキ セレスト」。

ピエール・エルメ・パリ PIERRE HERMÉ PARIS ザ・リッツ・カールトン京都

ホテルのシェフが作るセイボリーは、「京都ポークハムとスパイシーグジェール」「紅ズワイガニのタルト キャビア添え」「西京味噌風味の京鴨ローストと九条葱のピンチョス」「小エビのサンドウィッチ 紫蘇風味」。京都らしい食材を使って盛りだくさんだ。
そんな「アフタヌーンティー ボックス」に加えて、外サクサク中ふわふわの「クロワッサン」、お気に入り「パン オ ショコラ」「ブリオッシュ」も買わずにはいられない。

ピエール・エルメ・パリ ブール ド ノエル

あそうだ、せっかくのクリスマス限定「NOËL 2023」のショコラも選ぼう。今年のテーマは「デスティネーション : 旅の行先(DESTINATIONS “voyage du gout”)」。パッケージは造形アーティストのジャン=パオロ・パニ(Gianpaolo Pagni)の世界地図だ。ゴールドが賑やかで豊かな色彩が気分をあげてくれる。
まずは、クリスマスコレクション2023より「ブール ド ノエル」。ジャンパオロ・パーニのデッサンが施されたクリスマスボールは、「想像上のトレジャーマップに描かれた丸い模様と彩り」でツルンと赤く可愛い。プレゼントにぴったりだ。

ピエール・エルメ・パリ アソリュティマン ド ショコラ

蓋を開けると中には「テ サティーヌ」「ショコラ ブロン」「パンデピス オレ」「サブレ アンフィニマン ヴァニーユ」「サブレ アンフィニマン ショコラ」「アマンダ レ 」が詰まっている。
そしてもう1つは基本の「アソリュティマン ド ショコラ 12個入り」。ジャンパオロ・パーニがスタンプを使って描いたボックスに、「ショコラ オ マカロン アンフィニマン プラリネ ピスターシュ」「マチルダ」「オマージュ」など12種類のショコラが並ぶ。そんな訳で師走の京都だが「PIERRE HERMÉ PARIS × The Ritz-Carlton」でクリスマス気分を楽しんだ。

THE RITZ-CARLTON, KYOTO
KAMOGAWA NIJO-OHASHI HOTORI, NAKAGYO-KU,
KYOTO, JAPAN, 604-0902