クリスマスプレゼントを求め「ルイ・ヴィトン銀座並木通り店」へ Louis Vuitton

銀座は外国人観光客でごった返している。ハイブランドの前には開店前から行列が出来、寒い中スタッフが整備しつつ人数制限をして中に入れている。15年振りの円安ユーロ高のせいで、今世界で一番安く買えるのが日本。世界中から人々が集まって大量に買っていく。
この日向かったのは銀座並木通り。もちろん目的は「ルイ・ヴィトン銀座並木通り店」、相変わらずオブジェの様に虹色に煌めく建物だ。クリスマス仕様のショーウィンドウには、積み上げられた白いボックスに赤いLVリボン、そしてカラフルなルイ・ヴィトンのマスコット「ヴィヴィエンヌ」が沢山、可愛い。

ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店 Louis Vuitton

3年間の改装を経てリニューアルオープンしたのは2021年。LVお馴染みの建築家、青木淳とピーター・マリノ(Peter Marino)によって作られた7階建てのビルだ。波打つ2層のガラスに覆われて虹色に揺れる様は遠目からも美しい。これは「水の柱」を象徴しており、角度や光・時間帯によって表情が変わるのだ。
入り口には長い行列が2つ。ショップ内に入りたい人と「LE CAFE V(ル・カフェ・ヴィー)」に行きたい人だ。7階にあるカフェはオープン当初4時間待ちと言われたが、今でも2時間だそうだ。こちらは「SUGALABO」須賀洋介シェフがプロデュース。こだわりの食材でLVオリジナルのスイーツや食事を提供している。

ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店 Louis Vuitton

約束の時間店舗に行くと外で待っていた担当さんが、中にすぐに案内してくれる。吹き抜けのらせん階段で2階にあがると客であふれている。ここはウィメンズのレザーグッズやアクセサリー、トラベルやホームアイテムなどが揃う。ヴィヴィエンヌの大きなぬいぐるみの向こうには、巨匠建築家フランク・ゲーリー(Frank Gehry)がボトルをデザインしたフレグランス「レ・ゼクストレ コレクション」の花の彫刻が輝いて綺麗だ。
新作トラベルグッズ「カラーマニア」がカラフルで目を惹く。いくつか見繕ってそのままエレベーターで上階に行く。ちなみに2階~4階らせん階段の壁は、藤村喜美子「Wave Blue Line」を、左官職人によって石膏で表現したものだそう。そこにはマルセル・ワンダース(Marcel Wanders)の「Venezia」がいくつも下がっている。

ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店 Louis Vuitton

4階メンズフロアは海外客で密集度がより高い!酸素まで薄そうなので1周しただけで断念し、下のレディースフロアに避難する。LVメンズは故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)からずっと売り上げがあがっており人気が続く。ここに来て円安日本での品数が減って少ない。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)になって今後さらに人気は加速することだろう。
と言う訳で3階に降りてレディースフロアのソファ席で一息。こちらに選んだ商品・予めお願いしていた物を運んでもらう。各所にステファン・レオ(Stefan Leo)のインテリアや、エド・モーゼス(Ed Moses)のアートなどが置かれている。壁の青く見える楕円は実は窓、外が見えている。楕円の大きさはフロアごとに異なる。

ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店 Louis Vuitton

見渡せばニコラ・ジェスキエール(NicolasGhesquiere)による「2024年 ウィメンズ クルーズ(Women’s Cruise 2024 Collection)」が並ぶ。ショーはイゾラ・ベッラ島で行われた。夏に大阪「ジーライオンミュージアム(GLION MUSEUM)」で「2023-24年 ウィメンズ 秋冬(Women’s Fall-Winter 2023 Collection)」のトランクショー受注会が行われたが、「2024クルーズ」に関してはそう言ったイベントはなかった。
バロック様式のロマンティックな可愛さと、スポーツウェア的要素が見えるニコラらしいコレクション。ショーでは、初春らしいパステルカラーやスパンコールが特徴的で人魚姫のイメージだった。しかし今回の日本入荷は、定番で普通に着やすい感じの物が目に付いた。

ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店 Louis Vuitton

さて、担当さんらと歓談しつつ家族へのプレゼントを決めていこう。自分の物は、先日「2024年メンズ春夏」受注会に行ったばかりなので、なるべく被らないものを探す。買い物を満喫した後は、先程も触れた7階にある「ル・カフェ・ヴィー」へ。顧客は特別に予約して貰えるので前もってお願いしていたのだ。
ターコーイズブルーが印象的な店内には「オブジェ・ノマド コレクション(Objets Nomades Collection)」があちこち設置してある。それを拝見するのも楽しみの一つだ。旬の食材を使った人気のカフェメニューにショコラ、ランチやディナーも楽しめる。そうだフロア一角には「ル・ショコラ・ヴィー」もあるな。またこの話は後日にしよう。

LE CAFE V ル・カフェ・ヴィー ルイ・ヴィトン銀座並木通り店