昨年10月パリ・ファッションウィークで発表された、LVアーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエール(NICOLAS GHESQUIERE)による「ルイ・ヴィトン 2024年 春夏ウィメンズ・コレクション(LOUIS VUITTON Women’s Spring-Summer 2024 Show)」。先週これの、顧客向け「トランクショー&受注会」に招待されたので行ってきた。そうだ、前「2023秋冬ウィメンズ」は大阪「ジーライオンミュージアム(GLION MUSEUM)」で行われた。
今コレクションの場所は、以前も使われた東京湾ウォーターフロントの天王洲にある「寺田倉庫(Warehouse TERRADA)」。運河沿いにあるリノベーション倉庫だ。昔は食糧庁の米倉庫だった場所が今や、美術品・ワインの保管、映像・音楽メディアの保管、クラウド収納サービス、不動産・空間プロデュースなども手掛けている。

ルイ・ヴィトン 2024年 春夏ウィメンズ・コレクション LOUIS VUITTON Women's Spring-Summer 2024

車で到着すると、沢山のスタッフが寒い中傘を差しかけ駆け寄って来る。ウッドデッキを通って運河側に案内される。古い建物を活かしたシンプルな鉄骨とガラス、ウッドとアートで個性的な倉庫が並ぶ。展示会場やインテリアショップ、カフェなどに使われているようだ。
楽しいはずのリゾート景色も、この日は生憎の雨風でとても寒い。ファレルの春コートを着ていくつもりが冬コートに逆戻りだ。担当さんにまず案内されたのは水上に浮かぶイベント会場になる船「T-LOTUS M」。LVマークのフォトスポットで記念撮影など楽しみつつ、今から拝見する商品の説明などを伺う。

天王洲アイル 寺田倉庫 Warehouse TERRADA

その後移動したメイン会場「B&C HALL」、奥にはパリコレ時(シャンゼリゼ通り103番地にある19世紀アール・ヌーヴォー歴史的建造物)の会場を模したランウェイが設置されている。案内されて席に着くといつもの様に、シャンパン(Moet et Chandon Brut Imperial)やソフトドリンクが運ばれて来た。真っ赤な照明の中、ショーはスタートする。
ザホ・デ・サガザン(Zaho de Sagazan)のフレンチポップが流れる中、モードカジュアルながらもクラシックで柔らかなフォルムのモデル達が次々と流れていく。最近のニコラらしい奇抜なゴージャスさからすると、少し大人しめの印象か。曲線とオーバーサイズ。全体的に春夏らしく軽やかで爽やかな風情だ。

ルイ・ヴィトン 2024年春夏ウィメンズ トランクショー

気に入ったのは、スタンドカラーのハードなレザーブルゾン。袖や裾が柔らかなドレープのデザインでエレガントだ。他にも、細身のジャケットには存在感のあるビジューがずらっと施してある。繊細上質なシルクが何枚も重ねられたエレガントなスカート、ピンクやブルーのチェック柄やストライプ柄も目を惹く。
ショーの後は受注会場へ向かう。いつもより人が多く感じる密集度に驚く。人気商品は争奪戦で、担当のスタッフ達もフィッティングルームを押さえつつサンプル確保に走る。そんな中、会場のあちこちから挨拶に来てくれるスタッフは、若い時から知っているメンバー。皆さんすっかり全国の役職持ちで頼もしい限りだ。

ルイ・ヴィトン 2024年春夏ウィメンズ トランクショー

試着のサポートをしつつ、結局は私の好みの商品をいくつか見繕った。バタバタと賑わう最近の受注会はなかなか体力がいる(笑)まだ多くの人が商品を探している中、一足先に会場を出る。車付けにはもう次の時間帯の顧客たちが入ってきていた。スタッフは大変な連休中であったろう。雨が降る中見送ってくれるスタッフ達に車から手を振り、天王洲を後にした。
ちなみに今回のイベントは、後日追加日程で、顧客以外にも一般応募・抽選でトランクショーを見れるようにしたそうだ。ところで、もう今夜から「2024-25年秋冬 パリ ファッションウィーク」が始まる。「ルイ・ヴィトン」のショーは最終日3月5日のフィナーレ、パリ時間19時(日本時間翌日3時)からとなる。ニコラの作品を楽しみに待つことにしよう。

ルイ・ヴィトン 2024年春夏ウィメンズ トランクショー