「フォーシーズンズホテル大阪」に泊まってみた Four Seasons Hotel Osaka

フォーシーズンズホテル大阪 Four Seasons Hotel Osaka

いよいよ4月から始まる「大阪・関西万博(EXPO2025 OSAKA)」に沸く関西エリア。インバウンドを取り込もうとホテルの開業ラッシュだ。大阪には出張で行くことも多いので、たまには違う所でも試してみようかと、先日は2024年8月堂島に出来た「フォーシーズンズホテル大阪(Four Seasons Hotel Osaka)」へ宿泊してみた。フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ(Four Seasons Hotels and Resorts)の日本国内4軒目のホテルだ。

フォーシーズンズホテル大阪 Four Seasons Hotel Osaka

大阪駅からほど近い便利な立地ではあるのだが、タクシーの運転手さん達もまだ場所がよくわからないと言った感じ。ホテルスタッフも外国人が多く、道の説明が出来ないようだった。飲食店が立ち並ぶ集落の一角に、上部がヨットの帆を髣髴とさせる洗練されたデザインの建物が見えて来た。白く大きなオブジェ、名和晃平氏の作品「Trans-Mio」も目印になるだろう。
エントランスも小さく館内は思ったよりこじんまりしている(分譲マンションとの複合タワーだからだろうか)。フロントもかなり小さく、待つスペースはわずかだ。

フォーシーズンズホテル大阪 江南春 Four Seasons Hotel Osaka

奥にあった、グエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)氏の作品「Thousand Mirrors」は好み。このロビーフロアと客室のデザインも、彼のデザイン事務所(キュリオシティ)が手がけている。館内にはレストランやバー、フィットネスセンターなどを備えてスモールラグジュアリー。
37階に広東料理「江南春(ジャンナンチュン)」「鮨 ラビス」「バー・ボタ」、1階には屋外のダイニングも備えたビストロ「ジャルダン」やベーカリー「ファリーヌ」がある。ちなみにこの日は、仏ミシュラン3つ星シェフ ヤニック・アレノ(Yannick Alléno)氏をお見かけした。「鮨 ラビス 大阪 ヤレック・アレノ」では、ヤニック氏と安田至料理長による、フレンチと江戸前寿司が融合したという料理を頂ける。

フォーシーズンズホテル大阪 江南春 Four Seasons Hotel Osaka

私はシグネチャーレストラン「江南春」を予約していたのでそちらにした。フォーシーズンズ シンガポールの「 江南春」はミシュラン1つ星を獲得している。長いシックな廊下を抜けると(ワインセラーも見える)、天井高5mほどの広く豪華なダイニングが広がっている。
豊海健太氏の作品「白華月」など、各所に「春の花」モチーフの現代アートが飾られている。大きな窓から見下ろす大阪の夜景も素晴らしい。オープンキッチンに加え、約6mの一枚板(ウォルナッツ)テーブルがウリだ。香港出身のレイモンド ・ウォン総料理長の広東料理が頂ける。ちょっと変わった味の着地点のモダンチャイニーズを豪勢な空間で楽しんだ。

フォーシーズンズホテル大阪 Four Seasons Hotel Osaka

さて客室だが、28階から35階に位置する175の部屋(うちスイート27室)からは、大阪のスカイラインを一望できる。この日は「プレミアコーナースイート(Premier Corner Suite)」を選んだ。シンプルシックで、ベージュやブラウンで統一されたインテリアは落ち着く。窓からは淀川と大阪の街並みが。テーブルにはウェルカムのフルーツとチョコレートも置いてある。
リビングルームとベッドルーム、ソファベットにウォークインクローゼット。お馴染みフォーシーズンズのオリジナルマットレス(シモンズ)、そして光を遮断するカーテンが良い。

フォーシーズンズホテル大阪 Four Seasons Hotel Osaka

バスアメニティはスペインのスキンケアブランド「ナチュラビセ(NATURABISSE)」だ。バスルームにはレインフォールシャワーなど、やはり水回りの最新設備は嬉しい。
という訳で次回も大阪の話。つい先日、梅田「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」内のオープン前シークレットな会場で行われた、「ルイ・ヴィトン 2025春夏ウィメンズ・コレクション(Louis Vuitton Women’s Spring-Summer 2025 Collection by Nicolas Ghesquière)」のショーと顧客限定受注会の様子を紹介しよう。続く・・

大阪 うめきた