コンラッド大阪 エグゼクティブスイート

気が付けば季節がすっかり変わってはやくも11月だ。アップすべき夏のホテルやレストラン、それに大規模だった「LVショー」も・・・取り急ぎ先日の大阪から先に触れていこう。
ヒルトン最上級ブランドといえば今や「ウォルドーフ・アストリア」。去年開業した「ウォルドーフ・アストリア大阪(Waldorf Astoria Osaka)」には早々に宿泊してみたが、結局その後はまた同ブランドお馴染みの「コンラッド大阪(CONRAD OSAKA)」に戻っていた。ちなみに「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が来年秋に開業予定だ。

コンラッド大阪 Conrad Osaka

というわけで、中之島フェスティバルタワー・ウエストの最高層33階から40階に位置する「コンラッド大阪」へ向かう。今年は、コンデナスト・トラベラー 2026リーダーズ・チョイス・アワード(Conde Nast Traveler’s 2026 Readers”Choice Awards)の「Top 10 Hotels in Japan」で第6位。そして、3年連続「1ミシュランキー(MICHELIN Key)」などを獲得している。
車を降りてすぐにデジタル映像インスタレーション 「Phenomenon」、流体がカラフルに変化していく。入って 1階エントランス、エレベーターホールには「Prism Chandelier」、天井にドーンと重厚感ギラギラな虹色光がインパクトだ。共に松尾高弘氏の作品。

コンラッド大阪 Conrad Osaka

40階のロビーフロアに到着すると、38階アトリウムからの吹き抜けと多面ガラス張りの大空間。地上200mから大阪の街を見下ろせる素晴らしい景色が広がる。館内各所のアートは17人の作家による総数389点。ロビーには京都の彫刻家・名和晃平氏による風神雷神像モチーフ「Fu / Rai」があり(高5m)、マイクロビーズの球体がふわふわと印象的だ。フロントの壁にはカナダのブレント・コマー(Brent Comber)氏の作品「Vein」 、これは水脈を木で表現している。見慣れた景色にもはや安心感が湧く。
フロア奥にある「40 スカイバー&ラウンジ」には、光をあびてキラキラ虹に輝く圧巻の「AURA」、これも松尾高弘氏の作品。3万ものエレメントから構成され、ダイヤモンドダストなど大気の輝きを表現している。

コンラッド大阪 エグゼクティブラウンジ

チェック・インは39階「エグゼクティブラウンジ」に向かう。エレベーターホールには酒井祐二氏の 「風」が飾られている。ラウンジは15時からはアフタヌーンティーでスイーツや軽食などが提供される。18時からのイブニングカクテルになるとアルコールも並ぶ。窓から臨むは淀川や生駒山に伊丹空港、眼下に広がる大阪の街並みを満喫できる。
ちなみに朝食はこのラウンジではなく、40階にあるオールデイダイニング「アトモス・ダイニング(atmos dining)」になる。こちらでは西川慎氏の、吹きガラスに金箔の「水紋」など様々なアートも見る事ができる。ただし、毎週日曜日は「エグゼクティブラウンジ」でも和朝食が提供されている。

コンラッド大阪 エグゼクティブスイート

38階には「コンラッド・スパ」や24時間フィットネスがあり、屋内温水プール・ジム・サウナも完備する。今回宿泊するのはホテルに3室しかない特別なスイートルーム「エグゼクティブスイート」。やはり連泊には100m2の広さや配置が理想的だ。入り口には黒河兼吉氏の作品「気流(en wall)」、右手にゲスト用トイレ。入って行くと右手にクローゼットルーム。
その先に広がるリビングルームだ。コンラッドらしいコンテンポラリーが印象的で、黒を基調に朱の刺し色が日本らしい風情。窓から正面に見えるのは川を挟んだ所にある「フォーシーズンズホテル大阪(Four Seasons Hotel Osaka)」。そう言えばあちらからもこうやって見た記憶がある。

コンラッド大阪 エグゼクティブスイート

壁一面に延びる漆風棚には手前からミニバー。VERTUO POPエスプレッソマシーンに、茶道具・グラス類など。65インチのテレビ、奥に向かってテスクスペースとなる。中心に大きなソファとテーブル、チェアもあるが空間にゆとりがある。照明も存在感がある。
そんな中ウェルカムアメニティが運ばれて、そこに置かれる。奈良の大和茶「と、わ(To WA)」(濃厚で美味だった)や和歌山県有田市「八朔ジュース」、大阪城パッケージの鶴屋八幡「一口羊羹」だ。

コンラッド大阪 ウェルカムアメニティ

リビングから右奥に入って寝室。ベッド上には、気流を表現した赤い中林丈治氏の作品「Red locus」。こちらもTVは大きい。大き目のキングベッドにはいつもの「コンラッドベア」とゴールド鍵入りの「コンラッドダック」が鎮座する。
ベッドサイドにあるモニターで、カーテンや照明、室温調整など全て操作できる。遮音・遮光も優れていてよく眠れる。そうそう、バスルーム側の壁には女優ライトなドレッサーもある。

コンラッド大阪 エグゼクティブスイート(キング)

隣にあるバスルームは広く明るい横長。クローゼットルームに繋がっている。レインシャワー・トイレ・大きな円形バスタブ。ダブルシンクの洗面台には「ダイソン」のドライヤーと、「リファ」のストレートアイロンもある。バスアメニティはスウェーデン・ストックホルム発のラグジュアリーフレグランスブランド「Byredo」だ。
クローゼットルームには「Ploh」のバスローブ、ターンダウン後にはパジャマにスイートルーム専用のホテルオリジナルアロマ「Serenity」のピローミストが挟んであるのも嬉しい。

コンラッド大阪 エグゼクティブスイート

朝食はいつもの様にルームサービスで頂く。定番「アメリカンブレックファースト」「和朝食」をお願いする。「アトモス・ダイニング」や「エグゼクティブラウンジ」でも頂けるが、やはり広い部屋でパジャマのままゆっくり頂けるのが好みだ。
そう夕食と言えば、宿泊1日目はいつも40階にあるレストラン「蔵」の利用が多いかな。「蔵」は4つの鉄板焼カウンター(最大8名)と、寿司カウンター(全9席)に分かれている。こちらから何人かのスタッフは「ウォルドーフ・アストリア大阪」に移動したようだ。結局この夜も「蔵 鉄板焼」に向かう。

コンラッド大阪 ルームサービス朝食

大阪南側のスカイラインが美しいパノラミックな夜景が正面に見渡せる席に案内される。いつもの松坂牛のコース「天満月」ではなく、今回は趣向を変えて近江牛の「天津星」にしてみた。
まずは先付、金粉を纏ったサーロインの炙り寿司は軽くニンニクも香らせて。人気という「近江牛のフィレサンド」はブリオッシュに挟んで。ワサビも心地よいアクセントだ。

コンラッド大阪 蔵 鉄板焼

暴れて皿を持ち上げる程の新鮮な北海道の蝦夷鮑が登場する。これは耐熱ラップに海藻とくるんで熱を入れていく。大阪バターナッツカボチャのスープはほっと一息つく優しい甘さの味わい。
銅釜ごと目の前の鉄板上で、ゆっくりと炊き上げていくご飯(兵庫丹後産)も嬉しい。近江牛サーロインのすき焼きとともに。福岡県産マスクメロンと山梨のピオーネで締めくくられた。

コンラッド大阪 蔵 鉄板焼

合わせてシャンパン「アンリ・ジロー エスプリ・ナチュール G(Henri Giraud Esprit Nature G)」、赤ワイン「ケイマス カリフォルニア カベルネ ソーヴィニヨン 2023(Caymus California Cabernet Sauvignon)」も楽しむ。ホテルらしく工夫されたグラスワインのリストが豊富なのも嬉しい。
大阪・東京で腕を磨いた白水料理長の職人技で的確に仕上がっていく厳選食材をたっぷり堪能することができた。話題も豊富で会話も弾む楽しいホテルディナーであった。

コンラッド大阪 蔵 鉄板焼

大阪万博を機に沢山のホテルが開業し、外国人観光客が今も増えている大阪。多様化するニーズに競争も激しく、人材の取り合いも大変なようだが、いつものように安定・満足感の高い「コンラッド大阪」であった。
さて・・年が変わらないうちに、夏に満喫した「フォーシーズンズホテル東京大手町」の、大満足のフレンチ「 エスト(est)」とイタリアン「ピニェート(PIGNETO)」もアップ出来るように時間を作らなければ!

コンラッド大阪 エグゼクティブラウンジ Conrad Osaka

CONRAD OSAKA
530-0005, Osaka, 3-2-4 Nakanoshima
Kita-ku, Japan