LOUIS VUITTON SS 2026 ショー&顧客受注会 at 原宿「Yodobashi J6(旧 jing)」

ルイ・ヴィトン 2026年春夏 ウィメンズ・コレクション Louis Vuitton Spring-Summer 2026 collection

この日訪れたのは「ヨドバシJ6 ビル(Yodobashi J6)」。「JR原宿駅」に隣接し、東京メトロ「明治神宮前駅」直結という好立地だ。旧名称「ジング(jing)」と言えばわかるかもしれない。表参道・原宿・国立代々木競技場・明治神宮・・いわゆる「文化の交差点」にそれはある。到着すると、目の前をコスプレのマリオカート(ゴーカート)が横切る(笑)
会場入り口にはルイ・ヴィトンのスタッフ達がズラッと並び、すぐに中に案内され担当さんが笑顔で走り寄って来る。ここで行われるのは「ルイ・ヴィトン 2026年春夏 ウィメンズ・コレクション(Louis Vuitton Spring-Summer 2026 collection)」トランクショー、そして顧客受注会だ。前回、来シーズン「ルイ・ヴィトン 2026-27年秋冬コレクション」メンズとウィメンズそれぞれについて書いたので、報告が前後してしまった。

ルイ・ヴィトン 2026年春夏 ウィメンズ 受注会

「ルイ・ヴィトン 2026年春夏ウィメンズ・コレクション」はルーヴル美術館のドゥノン翼・東側1階。ルイ13世の王妃(14世の母)であるアンヌ・ドートリッシュの「夏の住居(Appartements d’été d’Anne d’Autriche)」で発表された。テーマは「アール・ドゥ・ヴィーヴル(暮らしの美学)」、フランス王妃がプライベートな時間を過ごした歴史ある場所を、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)はランウェイに見立てたのだ。
舞台美術家マリー=アンヌ・デルヴィル(Marie-Anne Derville)が、ジョルジュ・ジャコブ(Georges Jacob)やミシェル・デュフェ(Michel Dufet)など巨匠が作った家具や、ピエール=アドリアン・ダルペラ(Pierre-Adrien Dalpayrat)による作品などを貴重な美術品をコーディネートした。ラグジュアリーでモダンなさすがLVのアパルトマンだ。

印象的なBGMは、フランス人音楽プロデューサーのタンギー・デスタブル(Tanguy Destable)が担当。トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン(David Byrne)による「This Must Be the Place」の歌詞をケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が朗読した。ケイトの囁く「Home is where I want to be」というフレーズがショーのテーマと共鳴する。
という訳で、日本国内でのトランクショーは原宿。ルーブルでの本場のショーを意識し、この日の「ヨドバシJ6 ビル」内にもシックな「夏の住居」がセッティングされていた。アイボリーの壁、アンティーク調家具と落ち着いた邸宅の風情だ。奥に案内されてドリンクを頂く。お馴染みのカラフルなジュースや「モエ・エ・シャンドン ブリュット・アンペリアル(Moet et Chandon Brut Imperial)」だ。海外からの顧客も多いようである。

ルイ・ヴィトン 2026年春夏 ウィメンズ・コレクション(Louis Vuitton Spring-Summer 2026 collection

さぁトランクショーがスタートする。ニコラは「家」を人生における安らぎの場と捉え、ルームウェアとワードローブの概念を再解釈したそうだ。インドアに求められるイメージを覆して独創性を表現した。Intimacy(親密さ)が、服と空間の重なりから鮮やかに立ち現れる。ナイトガウンを想起させるゆったりとした流れるシルエットのドレスなどが印象的だ。
ジャケットにスウェット風パンツを合わせたり、タオル生地風のコート、パジャマ風のセットアップ、着心地の良さそうなオールインワンなど。ビーズのフリンジや刺繍、タペストリー調柄など異国情緒も感じる。インテリアと調和し、無限の自由と広がりを持たせている。そう言えば、本場のショーではラストルックに金のチェーンベルトが登場したのだが(トランクショーでは当然なかった)、このベルトには1988年にガエ・アウレンティ(Gae Aulenti)がデザインしたLV初の腕時計「LV I」が飾られていた。

ルイ・ヴィトン 2026年春夏 ウィメンズ・コレクション Louis Vuitton Spring-Summer 2026 collection

今回、目惹いたのは様々なデザインの新作バッグだ。クラッチ、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、コスメポーチなど多展開。トランクと合体した「スピーディ」、新作「エクスプレス」、珍しいカラフルなデザインや素材など、ショー後の受注会では思わず手に取った。広めの会場ながらも受注会は大盛況。5人のスタッフさんが付いて、欲しい物もすんなり確保してくれておりホッとする。
その後は用意されたソファーエリアでドリンクを頂きながら、スタッフの皆さんと賑やかに歓談する。またお土産には、新設されたLVコスメライン「ラ・ボーテ・ルイ・ヴィトン(LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON)」のリップバーム「LV バーム」を頂いた。

ラ・ボーテ・ルイ・ヴィトン LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

アール・ドゥ・ヴィーヴル(暮らしの美学)というLVそのもののテーマを通じて、ニコラの考えるエレガンスが滲み出てくるコレクションといえるだろう。どこにいようと自分らしい装いこそがファッションの自由であり、贅沢さということだろう。